pasapas デザインオフィス内装、備品制作

デザインを生業とする企業にふさわしく、単なる執務空間ではなく“ブランドの世界観が滲み出る舞台”として設計された新オフィス。
移転にあたり、内装・家具・造作備品のトータルデザインを担当しました。

中心には木の質感を活かしたダイニング型キッチンカウンターとロングテーブルを配置し、日常の対話や発想の源となる“場”を創出。
キッチンの天板やコンロカバー、洗面台の棚に至るまで、既製品では実現できない寸法と表情をオーダー造作(オーク古材)で仕上げています。
床材（杉材）や壁面（珪藻土）照明計画も含め、余白を生かした構成によって、創造性とデザイナーの温度感が共存する空間に仕上げました。

表のファサードには緑と石畳が迎える温もりあるアプローチ。訪れる人を優しく迎え入れる“顔”としても設計され、
内と外、機能と情緒、仕事と生活、その境界を曖昧にしながら調和する、まさに「生きた空間デザイン」の実例となりました。